レコード コレクトの醍醐味の一つとして、
そのアートワークがあげられると思います。
特にJAZZのレコードに関しては非常にアートとしてクオリティの高いものから、
手作り感満載の失笑してしまいそうなものまで幅が広いため、
ついついジャケ買いをしてみるのも掘りの楽しみです。
中でもJAZZやレコードや音楽という枠を超えて、
アートとして最高峰(だと思う)のデザインをしているのが、
最長のジャズ専門レーベル(1939年~)で、
ジャズ好き以外でも名前くらいは知られているだろうレーベル、
Blue Note 。
多くのジャズプレイヤーを世に送り出してきた名門レーベルです。
一見してBlue Noteとわかるデザイン。
スミ+1Cに彩られたアー写、
そこに絶妙に組合されたタイポグラフィ。
どれを見てもカンペキに非の打ち所がありません!
これらの多くは、
カメラマンのフランシス・ウルフと、
デザイナーのリード・マイルスのコンビが手がけています。
写真単体で見ても優れたものが多いのですが、
それをLPサイズの正方形の中に如何にトリミングして配置し、
そして写真の繊細な動きに合わせて、如何にタイポをしていくか。 。。
“黄金比”と言われるものがありますが、
Blue Noteのジャケットの中にも計算される尽くした方程式が見えてくるのです。
今日はその中から1枚だけ紹介。
超スタンダードではありますが、
John Coltrane 『BLUE TRAIN』
このジャケに、試しに中心を通るラインを縦に引いてみます。
そうすると、“John Coltrane”の“h”のライン上を通ります。
次に少しそのラインを左へずらして、
“J”の縦ラインの右端に揃えてみると、、、
彼の顔の中心(鼻筋)を通ることになるんです。
また今度は角度を変えて、
また今度は角度を変えて、
右辺の中心と、底辺の中心を結ぶラインを引くと、、、
丁度彼の左肩の角度にピッタリ重なるのです。
このように、計算されてるのか、偶然なのか分かりませんが、
写真とタイポの組合せが見るものに安定した美しさを与えるのではないでしょうか。
“黄金比”ならぬ“Blue Note比”と言ったところでしょうか。
これからも気になるジャケットがあったら紹介してみたいと思います。
チャンチャン♪
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